友人Aの話です。
新婚当初、夫の一言で『朝ホットケーキ』を封印したA。
けれど数年後、娘のおかげで思わぬ形でその封印が解け、夫から聞けた「ごめん」に胸が温かくなりました。
新婚当初、夫の一言で『朝ホットケーキ』を封印したA。
けれど数年後、娘のおかげで思わぬ形でその封印が解け、夫から聞けた「ごめん」に胸が温かくなりました。
新婚当初の朝食事件
結婚してすぐ、義両親と完全同居の生活が始まりました。
共働きだったので、平日は義母が食事を準備してくれ、みんなで食事をとります。
しかし、休日はゆっくりしたいだろうからと、別々に食事をとることもあり、2階の小さなキッチンで、夫婦2人分の食事を作ることも。
ある朝、私はホットケーキを焼きました。
焼き立ての甘い香りに、なんだか新婚らしい幸せを感じていたのです。
夫の予想外の反応
ところが食卓についた夫が一言。
「ホットケーキは朝食じゃない! おやつだろ!」
と怒ったのです。
夫は一口も口にすることなく、結局、実家の方に行ってしまい、私はしょんぼり後片づけをしたのです。
確かに、義母が作る朝食は和食のちゃんとしたもので、それをずっと食べてきた夫にとって、ホットケーキは朝食ではなかったのかもしれません。
翌月曜日、気になって同僚にも聞いてみました。
「うちは朝食に普通に出すよ」と言われて少し安心したものの、夫の言葉は胸に残ったまま。
『朝ホットケーキ』を作ろうという気持ちは、すっかりしぼんでしまったのです。