女の子はいらないと言っていた友人Aのおばが、孫娘との時間を通じて考え方が少しづつ変わっていった……そんな、あたたかな出来事のお話です。

男の子がいれば安泰だから、女の子はいらないというおば

友人Aのおばは、昔から「うちは男の子で将来安泰。女の子はいらない」と言う人でした。
自分の子供は男の子が2人。兄は二世帯住宅で同居し、弟も月に1度は隣市から顔を出す、親思いな関係で、とても自慢していました。
Aが女の子も可愛いと言っても「家を継ぐのは男の子」と昭和世代の価値観で、やんわり受け流すしかできませんでした。
そんなおばに3人の孫が出来たのですが……全員女の子!

今でも孫は仕事帰りにおばの部屋に寄って今日の出来事を楽しそうに話し、おばの体調不良にも即座に気が付き「病院に行こう」と細やかに声を掛けてくれるそうです。
男の子がいればと言っていたおばですが「女の子って、毎日が楽しいのよ」と言うようになったそうです。頑なだった気持ちも孫たちとのふれあいで変化していったようですね。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:ねこの
FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。