これは、知人のA子さんに聞いた話です。職場で何かと話を横取りする同僚B子に、ずっとモヤモヤしていたA子さん。ある日ついに、会議中にその癖が露呈。勇気を出して放った一言が、空気を一変させました。

勇気を出して言った一言

「B子さん、今は私が説明している途中なので、最後まで聞いてもらえると助かります」
静かな会議室に、私の声だけが響きました。
一瞬ピタリと空気が止まりましたが、上司がすぐに「そうだね、まずA子さんの話を聞こう」とフォローしてくれ、B子さんは少しバツの悪そうな顔で黙りました。
私はそのまま説明を続け、提案は無事に通りました。

空気が変わった職場

その一件以来、B子さんはあからさまに割り込んで話すことが減りました。
他の同僚たちとも、前より自然に会話できるようになり、職場の空気が少しずつ和らいでいきました。
ずっと我慢していた自分にも腹が立っていましたが、やっと一歩踏み出せた気がしています。
はっきり言うことは怖いけれど、言わなければ何も変わらないんだと実感しました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。