大きな荷物を抱えて駅の長い階段を上るのは想像以上にキツイものです。
やっぱりエレベーターを待てば良かったかな……。
そんな時手を差し伸べてくれたのは。
今回は筆者が実際に体験した出来事をお届けします。

子連れの外出は大荷物

娘が生後8か月の頃、事情があり私と娘のみで遠方の実家へ帰省することになりました。

出発当日、時間に余裕を持って家を出たのですが、途中で電車の遅延があり、予定がズレ込んでしまいました。

目的の駅に到着すると、改札出口へのエレベーターを待つ行列が長く続いているのが見えました。
乗り換えの時間が迫っていたこともあって、私は階段を利用することに。

抱っこ紐に子供、右手に折り畳んだベビーカー、左手に旅行用の大きなバッグ。
長く伸びる階段を見て、
「結構あるなぁ……」
内心怖気づきますが、意を決して上り始めました。

手を差し伸べてくれたのは

すると、半分近く上った時に横から、
「大丈夫ですか? 持ちますよ」
私と年の頃が近い女性がサッとベビーカーを持ってくれました。

荷物の重さと階段のキツさに息を切らしていた私は、
「あ、ありがとうございます!」
驚きと感謝の気持ちで泣きそうになりました。