子どものことを心配するあまり、つい口を出したくなることってありますよね。しかし、良かれと思って行動したことが、結果的にはお節介になってしまうこともあるようです。今回は筆者の知人のエピソードをご紹介します。
			
		
		
		
		
		
		
		
		息子夫婦の“お金事情”
先日息子がめでたく結婚しました。
お相手は息子と同い年のA子さんで、優しくて誠実そうな女性でした。
だからこそ、結婚してから数か月後、息子から「毎月、給料から20万円をA子に渡してるんだ。それでもまだ足りないらしくて」と苦笑いで聞かされた時、私は耳を疑いました。
息子は大手の飲食会社に勤めているとはいえ、まだ若く、給料もそれほど多くはありません。
住んでいる場所は社宅で、家賃は破格の安さです。
それなのに、月20万という大金がどこに消えているのか。
夫婦2人でそこまでお金がかかるとは思えないのに、なぜ20万も……。
つのっていく不安
まさか、A子さんの実家へ過剰な仕送りでもしている? 
それとも借金でも……? 
頭の中には憶測ばかりが広がり、心配が抑えきれなくなっていきました。
お節介だと分かってはいましたが、悩んだ末に私は息子がいない日にA子さんと会い、思い切って事情を尋ねてみることにしたのです。