集団になると気が大きくなり、大胆な行動をとってしまう人は少なくありません。今回は、筆者の知人から聞いた「回転寿司店で遭遇した迷惑客」の話をご紹介します。

大騒ぎする子供たち

幼稚園児の娘と回転寿司店に行った時の話です。私がボックス席に座ると、その後ろの席には大騒ぎする4人の子供グループがいました。幼稚園児~小学校低学年くらいの年齢だったと思います。

タブレットを奪い合うように次々と注文し、「こんなに食べられないよね~! ギャハハ!」と椅子の上に立ち上がるなど、迷惑行為のオンパレードです。しまいには大声で歌まで歌い始めました。
その騒ぎは、他の客も振り返るほどでした。

ママたちは別の席で談笑

せっかく娘のリクエストでお寿司を食べに来たのに、こんなに騒がしいのでは落ち着いて食べられない。私は親がどこにいるのかと周りを見渡しました。

すると、子供たちの後ろのボックス席にママたちだけで座っているのを発見したのです。 しかも明らかに食べ終わっている様子なのに、おしゃべりに夢中。しばらく経っても席から立とうとせず、子供たちを放置していました。

娘の頭に直撃

次の瞬間、娘の頭に子供たちの投げたオモチャが飛んできました。私はすぐに店員呼び出しボタンを押し、店員さんに報告。

「他のお客様にご迷惑になる行為は慎んでいただくよう、お子様にお願いできませんか?」と店員さんがママたちに注意してくれました。

しかし、ママたちは「うざっ」と私の顔を睨みながら逆ギレしてきたのです。

「客をなんだと思ってるの? もうこんな店来ないわ。帰ろ!」と怒りながら席を立つママたち。「まだ帰りたくない!」と騒ぐ子供たちの手を強引に引っ張りながら、店を去っていきました。

大変なのは分かるけど

ママたちが日頃大変だということは、同じ母親としてよく分かります。

しかし、今回の出来事から、公共の場でのマナーや、他者への配慮を忘れてはならないと改めて考えさせられました。親の日常的な振る舞いが子供に大きな影響を与えることもあるのかもしれないと痛感しています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。