夜中に起こされて……
ある日の夜中、私は夫に起こされました。
目をこすりながら「どうしたの?」と夫に尋ねると、「胃がすごい痛いんだよね。ちょっと救急病院に行ってくる」と夫は言いました。
見ると、夫は脂汗を流し苦痛に顔を歪めています。
「だ、大丈夫!?」と私が飛び起きると、夫は「大丈夫。タクシーで行ってくるから娘ちゃんと寝てて」と言い、病院に向かいました。
心配でしたが、当時娘は生後6ヶ月。夜中に連れ出すのは少しためらわれました。
なので私は、自宅で夫からの連絡を待つことに。
病院で医師に言われた一言
病院にたどり着いた夫は、さまざまな検査の結果“胆石症”と診断されました。
胆石症とは、肝臓から出る胆汁がよどんで石のような結晶になり、胆管に詰まったり胆汁が滞留したりすると激しい痛みを起こす病気です。
夫を担当してくれた医師は、「あのねぇ、あなた相当痛かったでしょ? 痛さのあまり救急車を呼ぶ人もいるくらいなんだよ」とあきれ顔で言ったそう。
「それをずっと我慢してたなんて驚きだな。こんなに痛くなる前に、病院受診してね」と釘を刺されてしまったようでした。
早めに受診させればと反省
救急病院を訪れた1ヶ月後、夫は胆石を取り除く手術を受け痛みから解放されました。
早く受診していれば、手術を避けられたのかどうかはわかりません。
ですが、夫が我慢強い性格であることも考えて、痛みが出た時点で受診させるべきだったと私も反省しました。
【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。