今回は筆者の知人から聞いた、カラオケ中に起きたドタバタ劇をご紹介します。
お家カラオケ中に事件発生
小学生の息子たちと、お家カラオケをしていたときの出来事です。私の順番になり、声量が必要な曲を選びました。
Aメロ、Bメロと続き、サビに向かって盛り上がるとき、私の声量も徐々に大きくなっていきます。
「なんて良いリフレッシュ!」
と思いながら、目を開き、口も大きく開けたその瞬間、
上下に大きく顔が伸びた、いつもとあまりにも違う母の顔を見た息子が、
「うわっ! きゃーー!」
とまるでお化けを見たかのような表情を向けてきたのです。
息子の反応が面白くて、私はそのまま大笑いしようとしたところ、
「これ以上は開かない!」と関節が悲鳴を上げたかのように、顎がはずれました。
戻れ、顎!
「アッ……!」
と声にならない声を上げ、焦る私。顎がはずれたのか、はずれかけているのか、とにかく口が閉じない……。
息子も「え、何!?」とびっくり。
私はだんだん険しい顔になり「……!」と顎をおさえます。
「ママが……! ママがぁ!!」
と息子は別室にいた夫に助けを求めに行きました。
夫もやってきてオタオタ……。周りが慌てているのを見て落ち着きを取り戻した私は、なんとか顎を元に戻しました。お家カラオケでこんなドタバタ劇が起きるとは思わず、しばらく茫然としていました。
顎は一度はずれると癖になると聞きますし、この一件以来、大きく口を開けすぎないように気を付けています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。