本心では相手を気遣い思いやっているのに、伝え方を間違えてしまうこと、ありますよね。とくに飲酒状態では、誤解をまねく言い回しをしてしまったり、極端に偏った発言をしてしまったりすることも。今回は筆者の友人が体験した、相手は『優しさで言っている』とわかっていながらも悲しい気持ちになったエピソードを紹介します。

気遣いが仇に

美味しいお肉とともにお酒を楽しんでいた夫は、次第にお酒が回ってきたようでいつもより酔っぱらっているように見えます。

すると
「ほんとに卵なしで食べてるの?」
「卵なしのすき焼きなんて聞いたことがない」
「俺だったら卵なしで食べるくらいなら食べない」
「そのまま食べるなんて信じられない」
と私の食べ方を否定するような言葉を繰り返し始めました。

あまりにしつこい夫に少し苛立ちを覚えましたが、いまは酔っぱらっているだけだと言い聞かせ我慢……。
きっとさまざまな制限をしている私に「少しくらい食べてもいいんじゃない?」と優しさのつもりで言っているのでしょうが、あまりのしつこさにうんざりしてしまいました。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。