若いアルバイトが増え、活気づくスーパー
私はスーパーでパートとして働いています。
最近は学生さんや20代の若い人たちがアルバイトとして増えてきました。
最初は「若い子は続くかな……」と心配していましたが、一生懸命でメモを取りながら私たちに質問してくれる人も多く、こちらも励まされています。
戻ってこないAさん
しかし1人だけ、どうしても気になる人がいました。20代の女性、Aさんです。
Aさんは勤務中、よく「ちょっとトイレ行ってきます」と席を立ちます。
初めのうちは体調不良なのかな、と心配していました。ところが、戻ってくるのは30分以上経ったあと。
しかもケロッとした顔で、特に具合が悪そうでもなく仕事に戻るのです。
他の人に聞くと、これが毎度のことだと言います。
休憩室で耳にした“衝撃の真実”
ある日、休憩室の会話が耳に入ってきました。
「Aさん、またトイレ籠もってゲームしてたよ」
「いい加減にしてほしいよね」
Aさんはトイレでスマホをいじり、3〜40分もサボっていたのです。しかも一度だけではなく、1日の勤務のうちに何度も。
正直、怒りよりも呆れのほうが大きかったです。だって、その間の仕事は周りの人がカバーしているのですから。
店長の一喝! サボり続けたAさんの驚きの言葉とは
あるとき、見かねた女性店長がトイレのドアをどんどん叩き、「Aさん! ちょっといいかな!」と声を上げました。
Aさんは驚いてすぐに出てきて、「バレていたとは思わなかった……」と、驚きの発言をしたのです。
店長は、「サボって得するのは一瞬、でも信頼を失うのも一瞬!」と、伝えていました。
Aさんはその後、目立ってサボることはしなくなりましたが、数カ月後に辞めていきました。
こんなに堂々とサボる人っているんだと、驚いた出来事でした。
【体験者:60代・女性パート、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。