筆者の体験談です。真夏に第一子を妊娠中の、満員電車の中での出来事です。毎日ぎゅうぎゅう詰めの電車で職場へ向かいます。大きなお腹を守りながらラッシュをやり過ごすことだけを考えていました。その朝もいつもと同じだと思っていたら……?

身重の体に堪える真夏の通勤ラッシュ

小柄な中学生くらいの男の子から、ふと差し伸べられた優しい気持ち。それが心に深く響きました。あの時のことは今でも鮮明に思い出せます。息苦しさや疲労感でへとへとの朝でしたが、彼のおかげで私の心がふっと軽くなりました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:大葉みのり
FTNコラムニスト:K.Matsubara
15年間、保育士として200組以上の親子と向き合ってきた経験を持つ専業主婦ライター。日々の連絡帳やお便りを通して培った、情景が浮かぶ文章を得意としている。
子育てや保育の現場で見てきたリアルな声、そして自身や友人知人の経験をもとに、同じように悩んだり感じたりする人々に寄り添う記事を執筆中。ママ友との関係や日々の暮らしに関するテーマも得意。読者に共感と小さなヒントを届けられるよう、心を込めて言葉を紡いでいる。