ある夜のことです。 5歳の息子を寝かしつけた私は、ほうっとため息をつきました。
慌ただしい一日を終えて、やっと訪れた静かな時間。 スヤスヤと眠る息子の寝顔を眺めながら、自分もうとうとしていると――。
「……パパをやっつけるぞ」
ん? パパをやっつける?
それは、息子の寝言でした。 寝ているのにも関わらず、なにやら険しい顔をしながら、「パパをやっつけるんだぁ!」
その様子がおかしくて、思わず吹き出してしまいました。 「いったい、どんな夢見てるんだか」