社員の異動があるスーパー
私がパートとして働く、スーパーでの話。
そこでは定期的に社員の異動があります。
優しい人もきつい人もいますが、なんとか続けています。
パート仲間を悩ませた、異動してきた2人の社員
でも、今回異動でやってきた社員の2人には困ったことがありました。
社員のAさんとBさん、2人は同期ですが犬猿の仲。
異動してきた当初からバチバチに仲が悪く、周りのパートさんたちも気疲れしてしまうほど。
なかでも一番困ったのは、シフト。
社員の2人はそれぞれシフトを作り、パートさんたちに共有するのですが、内容が違うのです。
同じシフトなのに内容が違う!?
Aさんの作るシフトには、「確定シフト」と書かれており、Bさんの作るシフトには、「優先シフト」と書かれています。
私たちパートは、どちらを決定版としていいのか混乱。
それぞれに確認しても、Aさんは「確定って書いてあるよね?」
Bさんは「優先ってことは、基本的にこっち」なんて言い出す始末。
思い切って店長に相談、そこで出た“驚きの答え”
そして困り果てた私は、店長に相談することに。
「どちらのシフトで動けばいいかわかりません」と伝えると、店長は言いました。
「……正直、あの2人には手を焼いてる。もう“店長シフト”ってことで、俺が作るから、それだけ見て」
ということで、まさかの“店長直々シフト”が誕生。
パート内には安堵の空気が流れ、みんな「やっと落ち着いた」とホッとした表情。
人間関係は大変なことは理解しているものの、その下で働くパートは大変です。
でも「自ら声を上げる」って、大事だなとしみじみ思った出来事でした。
【体験者:60代・女性パート、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。