友人Aの体験談です。
Aの姪は料理があまり得意ではなく、何かと心配の種でした。
結婚した姪のところへ、料理の手伝いに行ったときのこと。「ネギある?」と聞くと、庭を指差して教えてくれたのは──。

ネギと間違えた“危険な葉”

「これはネギじゃない!」と思わず声が出ました。
姪が指差していたのは、なんと水仙の葉。
見た目はよく似ているけれど、食べれば中毒を起こす危険がある植物です。

「これは絶対に食べてはダメ! 中毒を起こす危険があるのよ!」と慌てて説明し、そのまま一緒にスーパーへ買いに走りました。
思わず背筋が冷たくなるほど、ヒヤリとした瞬間でした。

大切なことは伝える勇気

「余計な口出しをして嫌がられるのは避けたい」──そう思っていたけれど、命や健康に関わることは別。
きちんと伝えるのも大人の役割だと痛感しました。

身近な人だからこそ、見過ごさずに声をかけていきたい。
お節介にはなりたくないと思っていたけれど、大切なことはちゃんと教えていかなければ。
そう心に刻んだ出来事です。

【体験者:50代女性・主婦、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。