今回は、筆者の友人A子さんに聞いた、夫が見せた“朝からのサプライズ”が、まさかの展開で笑い話になった仲良し夫婦のエピソードをご紹介します。

予想外の朝の始まり

その日は休みの日。
私はのんびり寝ていたのですが、キッチンからカタカタと音がして目が覚めました。
夫が珍しく早起きしている……? と驚きつつリビングに行くと、夫がエプロン姿で振り返り、「おはよう! 今日は俺が朝ごはん作ったよ!」とドヤ顔。

嬉しいけど、なんか変?

テーブルにはトースト、スクランブルエッグ、サラダ。見た目は完璧。
でも一口食べた瞬間、「あれ……ちょっとしょっぱい?」と感じました。
夫は胸を張って「味付けはオリジナルだから!」と自信満々。
私は苦笑しつつ「ありがとう、美味しいよ」と言いましたが、心の中では(オリジナル=塩多めってことか)と思っていました。

バレた調味料の秘密

食後、片付けをしていたら、キッチンの隅に置かれた「砂糖」の袋がほぼ満タンのまま。
「あれ? 砂糖使わなかったの?」と聞くと、夫は一瞬固まり、「あ……それ、砂糖だったの? 甘くしようと思ったけど、塩だった」と白状。
つまり、スクランブルエッグの塩味は誤調味料だったのです。

「えー! じゃああのしょっぱさは事故だったの!?」と笑う私に、夫は「事故だけど愛情は100%だから!」と胸を張る始末。
なんだかんだでその言葉にほだされ、「じゃあ次は砂糖と塩を覚えてから作ってね」とお願いしました。
それ以来、我が家では調味料の位置を夫でもわかるようにラベル付きにし、時々“しょっぱすぎない朝ごはん”を一緒に楽しんでいます。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:池田みのり
SNS運用代行の職を通じて、常にユーザー目線で物事を考える傍ら、子育て世代に役立つ情報の少なさを痛感。育児と仕事に奮闘するママたちに参考になる情報を発信すべく、自らの経験で得たリアルな悲喜こもごもを伝えたいとライター業をスタート。