誕生日を控えたある日のこと。「俺、センスないから……」と一緒にアクセサリーを選びに行くことになりました。正直なところ、夫にはもう少し見る目を養ってもらいたいと思っていたくらいだったのです。この言葉は、それを自覚した彼が私の好みを知ってくれる気になったのでしょうか?

夫と共に少し敷居の高いお店へ

私が期待しながら選んだアクセサリーは、全て不倫相手のものでした。何故私がそんなことをしなければならないのでしょうか? 凄まじい憤りを感じました。
私の人生は私のものです。自分の幸せを第一に考え、今は自分の人生を前向きに歩んでいます。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:大葉みのり
FTNコラムニスト:雲川はるさめ
壮絶な嫁姑問題を経験し「この経験を無駄にしたくない」と自身のネタを元にライター業をスタート。インタビューを始めると、自分以外にも大変な経験をしている人に出会い驚く。現在は、それらの体験及び取材に基づき、読者に共感とちょっとした勇気を与えたいと思っている。