息子が不登校だった頃、親である筆者は先の見えない不安に押しつぶされそうでした。しかし、あるきっかけで不登校から抜け出した息子は、学校に行けないことで苦しんでいた時期の経験を糧に、しっかりと成長していたのです。

学校に行けなかった息子

完全に不登校となってしまったその女子生徒と息子はLINEを交換していて、学校の様子や行事などは息子が彼女に報告していると先生から聞きました。
経験者だからこそ相手の苦しみが理解できるのかもしれません。親の知らないところで、しっかりと成長した息子は、先生の言うように「変われた」のかもしれません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:佐田 静
FTNコラムニスト:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。