なにこれー??
中学生になる娘と私の実家に行ったときのことです。実家の父は自営業をしており、その関係で時々FAXが届くことがあります。
たまたまその日FAXが送信されてきたときにその場に居合わせた娘は、電話機から「ピー、ガー、ヒョロロロー」という音とともにFAX用紙が出てきたことにものすごく驚いていました。
「これどうなってるの?」「一体どういうこと!?」「意味がわからない!」と大騒ぎしていました。それを見ていた私は、そうかFAXというものを知らない世代なんだなと実感。
FAXを知らない世代
父はもちろんパソコンも使用しますが、世代的に今でも手書きで書いた資料や書類はFAXで送信する方が安心らしく未だにFAXも使用しています。
仕事仲間の中にはパソコンは使用せず、FAXを主に使っている人もいます。
FAXの仕組みがよっぽど謎だった娘は、作成された資料や書類が印刷されて電話機から出てくることがたいそう不思議なようでした。
完全にスマホ世代の娘からしたら、スマホやタブレットで簡単に文章や画像を送信できる時代にFAXはとても新鮮だったようです。
完全なジェネレーションギャップ
遥か昔、私が高校生の頃はFAXはとても画期的で、当時は友達や彼氏に手書きで書いた文章や宿題を送り合っていたものです。
それを聞いた娘は「なにそれ!」と大爆笑していました。今はスマホさえあればなんでもできる時代。
もはや電話機すら存在しない我が家ではFAX付き電話機がよほど珍しかったようで娘はそれからもFAXが送られてこないか、しばらく眺めていました。
あのFAXから流れてくる不思議な音も今となっては確かに懐かしいですよね。これがわかる読者の皆様はきっと私と同世代ですね。(笑)
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Kumi.M
保育士歴25年。ママたちの修羅場、バトルを多数目撃し、その経験を元にコラムニスト活動をスタート。アラフィフ主婦となった現在は、ママ友・育児・嫁姑問題などを、幅広い人脈を駆使してインタビューを行い、執筆する。