直接注意するのではなく、スマートに改善できたその方法とは?
今回は筆者の知人から聞いた、ママ友づきあいの工夫が光るエピソードをご紹介します。
無断キャンセル
支援センターで仲良くなったあるママ友について、最近までとある悩みを抱えていました。
それは、ほかのママ友も何人かいるグループLINEで遊びのお誘いに何度も
「行けたら行くね」
と連絡しておきながら、毎回無断キャンセルされること。
幹事として調整していた私は毎回振り回され、ほかのママからも『また来ないでしょう』『ランチわざわざ人数分予約しているのに』といった不信感が募っていたのです。
反省してくれない
「行けたらって言ったもん」
「キャンセルしても次誘ってくれるし〜」
と、本人はまったく悪びれないどころか、私たち幹事への気遣いもゼロ。
ある日の集まりも無断で欠席しておきながら、別日会ったときには
「また誘って~」
と軽く言われたとき、さすがに我慢の限界がきました。
改善するために
でも、だからといって注意して関係がこじれたりトラブルに発展したりするのは避けたかった私。
そこで、翌日グループLINEにて、とある提案をしてみることに。
「今後は無断キャンセル防止のため、参加可否の締切を設けましょう」
「もし天候など不可抗力でキャンセルする場合は必ず連絡を!」
すると、ほかのママ友たちがみんな賛同してくれたのです。
「そうしましょう!」
「当日急に人数が変わるのは大変だしね」
問題のママ友からも、意外にも
「わかりました」
と素直な返信があったのです。
ママ友づきあいの工夫
これ以降、彼女もきちんと返信やキャンセル連絡を入れるように。
結果、ランチやお出かけなどの予定がスムーズに進められるようになりました。
この経験から、個人を注意するよりも、全体でルールを明文化することが効果的だと学んだ私。
彼女も、もしかしたら『約束してしまったら、都合が悪くなったときに断りにくい』と感じていたのかもしれません。ただ、そのコミュニケーションのズレが、私たちを悩ませていたのだと気づきました。
『関係を壊したり不穏な空気になったりするのを防げてよかった』とホッとしています。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。