家族や親しい友人、会社の分など選ぶのは楽しいものです。
筆者の友人A子さんは、そんなおみやげがキッカケで、思わずため息が出るような出来事にあいました。
おみやげも旅行の醍醐味
A子さんは旅行が好きで、彼氏や友人達とよく旅行へ行っていました。
家族や親しい友人達の分だけでなく、職場の分もしっかりおみやげを選びます。
A子さんはおみやげを渡した後の相手の表情や、「美味しいね」と言われると、なんとも嬉しくなるのです。
しかし、そんな気分を台無しにしてくる人がいて……。
その一言、いる?
旅先のおみやげを、職場へ持って行った日のことです。
皆に配りながら、「これ美味しいやつだよね!」「楽しかった?」などと話題が弾み、和気あいあいとした雰囲気でした。
しかし、そこで水を差すのが後輩のB美です。
「あ、これ私食べたことありますよ」
続けてB美は少し得意げな様子で、
「甘さがくどくて、微妙だったんですけどね~」
そう笑いながら言ってきたのです。
一瞬場が静まりましたが、周りが気を使ってA子さんをフォローするのは、いつもの流れでした。
B美のそのような発言は、実は他にもあって……。
悪意はないのだろうけど、少し困ってしまう
別日にA子さんが帰宅の準備をしていると、
「〇〇の資料って、もう出来ました?」
そうB美に話しかけられました。
「それ明後日までだし、明日完成させようと思ってる」
そうA子さんが言うと、
「え、本当は忘れてたけど、私が言ったから思い出したんですよね? もう本当にしっかりしてくださいよね!(笑)」
という具合に、何か一言言わないと気が済まないようです。
特別大きな被害は受けていないものの、その一言にどう返したらいいか、少し困ってしまうことがありました。
周りもそれを分かっているので、B美は自然に避けられてしまっているのも、少し心苦しく思ってしまいます。
こういう風に悪気はないのだろうけど、つい一言多くなってしまう人って、一体何を考えているのでしょうか……。この出来事をきっかけに、私は改めてコミュニケーションの難しさについて考えさせられました。言葉は、受け取り方によって、良くも悪くもなるのだな、と。
【体験者:30代_女性OL、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。