耳を疑ったママ友のセリフ
「すごく並んだんだよ~。1時間は軽く超えたんだから」とAさんから苦労話を聞きました。私はその話を聞いて、少し申し訳ない気持ちになりました。その直後です。
「という訳でお菓子代2,000円よろしくね」
なんとAさんは私に金銭を要求してきたのです。こちらが前もって頼んでいた訳でもないのに、どうしてお金を渡さなければならないのでしょうか? 私はその言葉にひどく驚き、返す言葉が見つかりませんでした。
今までの我慢が爆発!
その要求に対し、私は「悪いけど、受け取れない」とお土産の受け取りを拒否! これに対しAさんは「何言ってるの? 私の気持ちもお菓子も無駄にする気?」と強い口調で言ってきたのです。
その瞬間、これまでの彼女とのやりとりで溜まっていた気持ちが溢れ出し、私は「何言ってるのはこっちのセリフでしょ? お金のやり取りをするなら、贈り物じゃなく押し売りじゃない! もう旅行の話は聞きたくない!」と不満を口にしてしまいました。
これで良かった
それ以降、私はAさんから完全に嫌われました。結果として疎遠になりましたが、今となっては、これで良かったのだと感じています。
お土産はあくまで相手への気持ちを込めて贈るものではないでしょうか。金銭を要求してきたAさんとは、お互いの価値観が大きく違うのだと気付きました。どんな関係性であれ、自分自身の気持ちに正直に向き合うことの大切さを学びました。無理に付き合う必要はないのだと。今では、この経験が、今後の人間関係をより大切に築いていくための教訓になったと思っています。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。