久しぶりに会う友人との時間は、まるでタイムスリップしたみたいで楽しいものですよね。けれど、時には思いがけない一言で心がざわつくこともあります。そんなとき、あなたならどうしますか? 今回は筆者の友人の体験談をご紹介します。
ついに放った一言
その瞬間、心の奥から言葉がこみ上げました。
「自分が幸せだと思っているなら、わざわざ人を下げなくてもいいんじゃない?」
私の口からするりと出たその一言に、R子は固まり、視線をそらしました。
想定外だったのか、「別に、そういうつもりじゃ……!」と慌てて話題を変えます。
まさか言い返されるとは思っていなかったのでしょう、その後のR子は、わざとらしく話題を変え、二度と結婚の話を口にしませんでした。
比べない幸せのかたち
「結婚=幸せ」
「子どもがいて一人前」
という価値観は、もう古いはず。でも、そう信じて疑わない人はまだいます。
そして、そういう人ほど“自分と違う幸せ”を認めたがりません。
独身でも、既婚でも、子どもがいてもいなくても……誰かの幸せと自分の幸せを比べる必要なんてありませんよね。
自分の心の平穏を守れるのは、他の誰でもない自分自身。
私の幸せは、私が決める。そう、強く思えた出来事でした。
これからは、心がざわつく関係からは距離を取っていこうと思います。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。