親友の結婚を心から祝っていた筆者の知人・ナオミさん(仮名)。挙式前日に告げられた驚きの一言と、その後の展開に、友情と信頼について考えさせられた出来事です。

予想通りの結末と厚かましい依頼

結局、式は予定通り執り行われましたが、3ヶ月後に離婚。

ナオミさんの心配は的中してしまいました。

その後、復縁した元カレともすぐ破局。

そして今度はナオミさんに「誰かいい人紹介して」と連絡が来たというのです。

人の善意を踏みにじるようなことをしておきながら、悪びれないその態度。

ナオミさんはその神経が理解できません。呆れを通り越して、怒りさえ感じました。

「さすがにこれは無理」そう思ったのも当然です。

自分が仲人のような形で関わったにも関わらず、こんな結末になってしまい、新郎側への申し訳なさも感じていました。

人付き合いで大切なもの

ナオミさんはそっと距離を置くことにしました。

友情より大切なのは、自分の信頼と良識を守ること。

そう強く感じた出来事だったといいます。

時には、長年の友情であっても線引きが必要。

相手の行動が自分の価値観と大きく違った時、無理して付き合い続ける必要はないのかもしれません。

本当の友情とは、お互いを尊重し合えるものなのだと改めて感じた出来事でした。

【体験者:40代・女性/会社員、回答時期:2022年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。