筆者の母が一人で外出した際、歩道橋の階段で転倒し顔と腕を擦りむきました。周りの方たちに助けてもらい、大事には至らなかったのですが、手提げバッグで両手がふさがっていたことが原因と判明。
以後、リュックや斜め掛けバッグに切り替え、さらに迷子札を常備するように。小さな失敗が安全対策を考えるきっかけになりました。

安全対策へのシフト

それ以来、外出時のバッグはリュックか斜め掛けタイプに変更。両手が空いていれば、万が一の時にも支えられるし、転倒の衝撃も和らげられます。
靴も、おしゃれより歩きやすさを重視することに。

さらに、もうひとつ新しい習慣を取り入れました。それは「迷子札」の携帯です。
子供達の連絡先を記入し、財布やスマホと一緒に必ず持ち歩くようになりました。
大怪我や急な体調不良で救急搬送されることがあるかもしれない。

もしかしたら、意識を失って話ができなくなることもあるかもしれません。
その時すぐに家族へ連絡が届くようにするためです。

小さな工夫が未来を守る

今回の転倒は不運でしたが、大怪我や入院につながるような事故にならなかったことは幸いでした。そして、この出来事がきっかけで、私は自分の安全を守るための具体的な工夫を始めました。

足腰は丈夫だし、大丈夫だと油断していました。
しかし、年齢には勝てません。
この失敗が、きっかけになり、これからの毎日をより安全に、そして安心して過ごすための大きな一歩になりました。

【体験者:70代・女性・主婦 回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒヤリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:大下ユウ
歯科衛生士として長年活躍後、一般事務、そして子育てを経て再び歯科衛生士に復帰。その後、自身の経験を活かし、対人関係の仕事とは真逆の在宅ワークであるWebライターに挑戦。現在は、歯科・医療関係、占い、子育て、料理といった幅広いジャンルで、自身の経験や家族・友人へのヒアリングを通して、読者の心に響く記事を執筆中。