鼻づまりで耳鼻科を訪れた時のこと。“時間をかけて丁寧に診察してくれる”という評判通りではあったのですが、その診察スタイルは想像とは少し違ったのです……。筆者の友人が体験談を語ってくれました。
診察室で炸裂! 先生のマシンガントーク
「私ね、K大学でこういう研究してたの。学会でも発表してね」
「こっちは、はるちゃん。うちの奥さんで看護師。A病院でバリバリやってたんだよ」
「昨日は3時間しか寝てなくて。今日は水も飲んでないんだわ~」
……えっと、私の診察は?
気づけばマシンガントークが止まらず、先生の経歴・奥さん自慢・睡眠事情と次々に展開。
最初は「ユニークな先生だなぁ」と思って聞いていましたが、途中から「診察、忘れてないよね……?」と不安に。
人間味あふれる診察
しかし話が終わると、しっかり機械を使って診てくれて、薬を処方されました。
帰るころには、45分も経っていたのです。
9割は先生が話していた時間だったけれど、処方された薬は見事に効いて、鼻はスッキリ。
最近はパソコンとにらめっこの医師も多い中、こんなに“人間味あふれる先生”に出会えるなんて、ある意味、貴重な体験でした。
【体験者:50代・女性パート、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Yuki Unagi
フリーペーパーの編集として約10年活躍。出産を機に退職した後、子どもの手が離れたのをきっかけに、在宅webライターとして活動をスタート。自分自身の体験や友人知人へのインタビューを行い、大人の女性向けサイトを中心に、得意とする家族関係のコラムを執筆している。