筆者の知人Aさんは、離婚し女手一つで小学生の息子を育てるシングルマザー。シングルマザーとなったAさんが気づいたのが、世の中には父親がいないというだけで態度を変える人がいるということです。ある日、同級生のNに怪我をさせられて帰ってきた息子。反省していると思われたN一家でしたが、Aさんがシングルマザーだと知ると……。
シングルマザーだと知ると、、、態度豹変
謝りにやってきたN君と両親。一通り謝罪の言葉を述べた後で、N君の両親が「ご主人にも謝りたい」と言ったので、Aさんはシングルマザーであることを伝えました。
すると、二人の態度が豹変したのです。
「父親がいないから弱いのね。こんなことで大騒ぎして……」
「謝りにきて損したな」
さっきまでの反省した態度はどこへやら。父親がいない家庭だというだけで、N君一家は舐めた態度を取り始めたのです。
舐められてたまるか
横柄な態度になったN君一家でしたが、Aさんはひるまずに治療費の請求をしました。
「シングルマザーで苦しいだろうから払ってあげますよ」
治療費の請求に対してもヘラヘラしている父親の態度を見て、Aさんは直接N君と話すことに。
「今回は軽い怪我で済んだけど、当たる場所が違えば失明していたかもしれない。もう二度としてはいけないよ」とN君本人に約束させ、一家を帰しました。
シングルマザーだというだけで、これほどまでに態度を変える人もいるのだなとAさんは驚愕。もっと強くあらねばならないと思うのでした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。