仕事・家事・育児に日々奮闘するA子さんは、生理中の不調で、ある日身体が限界に。
夫に助けを求めたところ、返ってきたのは、まさかのひと言で――!?
忙しい毎日の中で……
私はフルタイムで共働きしながら、家事も育児もなんとか回している一児の母。
バタバタと忙しくはありますが、日々奮闘しています。
でも、時には限界を感じる日だってあって――。
生理中のSOS
ある朝、ひどい生理痛で目が覚めました。
お腹はズーンと重く、頭はぼんやり。
「うぅ、体調辛い」
とはいえ、やることは盛りだくさん。
気力をふり絞って出勤し、どうにかこうにか仕事をこなします。
ようやく帰宅して、夕飯の準備に取りかかろうとした時、めまいのようなふらつきに襲われ、思わずソファに座り込んでしまいました。
その時です。
夫もちょうど仕事から帰ってきたので、私はSOSを求めました。
「ねえ、いま生理中でしんどくて。夕飯の支度、お願いしてもいいかな?」
夫から返ってきた言葉は――。
「俺もしんどい。眠い」
……は?
もちろん、夫も仕事で疲れているのはわかっています。
それにしたって、めったにこんなお願いをするわけじゃないのに。
もう少し、思いやりがあってもいいと思いませんか?
また「俺も」!?
さらに数日後。
生理中の無理がたたったのか、私の身体は限界でした。
朝から倦怠感がひどく、夜には立っていられないほどに。
「今日はもうご飯適当でいいかな? 疲れちゃって」と、ソファに横になりながら言うと、
夫はテレビから目も離さずにひと言。
「俺も疲れた」
……で?
まるで張り合うように「俺も、俺も」って。
手伝えないにしても、「大丈夫?」「じゃあ出前にしようか?」そんなひと言があるだけで、気持ちが救われるのに。
その瞬間、夫に対してスッと冷めていくのを感じました。
夫に冷めきってしまった
疲れているのは、お互いさま。
だからこそ、お互い支え合いたいと思っていたのに、夫は違ったようです。
だったらもう、期待して心をすり減らすのはやめよう。
あの日を境に、私の中で何かが静かに終わった気がします。
【体験者:40代女性・兼業主婦、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。