筆者は5年前に大病を経験した関係で、今でも定期的に検診に通院しています。予約はとっていても、大きな総合病院は混んでいるのが“あるある”ですよね。これは前回検診に訪れた時の仰天エピソードです。
転倒
診察が終わり、会計の列に並んでいると、急に待合スペースが騒がしくなりました。
騒いでいる方を見ると、床にうずくまっている女性の姿が。
看護師さんが一生懸命声をかけていました。
近くにいた男性に聞くと「ものすごい早足で歩いてきて、そこの角で足をぶつけて転んだようだ」とのこと。
よく見ると、その女性は朝の高齢女性だったのです。
急いでいる時ほど
大きな病院はいつも混んでいるので、私は時間がかかるものだとあきらめています。
我先にとイライラしながら焦っていた高齢女性。
余裕がない時ほど、周りが見えなくなってしまう可能性はあるでしょう。その女性が何を急いでいたのかは知る由もありません。
大きなケガにはならなかったようですが、混雑した場所だからこそ、自分自身が周りの状況をよく見て、他者への配慮を忘れないことの大切さを考えさせられました。
【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業しOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。シングルマザーとして子供を養うために、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。