今回は、筆者の友人から聞いた【友人同士の集まりに毎回旦那を連れてくる友達】のお話を紹介します。「毎回連れてこなくてもいいのに」なんて思っていたら、後日友達から衝撃的なカミングアウトが……!?

地元の友人の集まりに、毎回自分の旦那を連れてくるようになった友達

私は生まれ育った町に住む30代の会社員です。地元なので、昔から仲の良い友人たちが多数近所に住んでいて、高校の同級生・A子もそのうちの一人です。

30歳の時、勤務先の先輩と結婚したA子。結婚したり子供ができたりすると、どうしても距離ができてしまう子たちも多かったため、独身組の私たちは「これからはA子もあんまり集まりに来れなくなるかもね」なんて話していました。

しかし予想に反して、A子は以前と変わらない頻度で友人の集まりにやってきました。ただ、今までとは違って、毎回自分の旦那を連れてくるようになったのです。

さすがに毎回連れてこられると、話したい事が話せないなど不便を感じるようになり、正直A子に対して少しうんざりしていました。しかしその時、私たちはまだA子の“SOS”に気付いていなかったのです。

「旦那が変かも」友達の告白を聞いて「距離を置くべき」とすすめた理由

ある週末、いつものように友人たちと集まると、珍しくA子が一人でやってきました。「今日は旦那さん一緒じゃないの?」と声をかけると、A子は「今日は会社の人とゴルフでいないの」と答えた後、思い詰めた表情で「うちの旦那、少し変かもしれないの。話を聞いてほしい」と打ち明けてきたのです。

A子いわく、旦那さんはA子が外出すると「自分のいないところで、A子が自分の悪口を言っているかもしれない」と心配になってしまう人なのだそうです。そのため、友人の集まりには自分の悪口を言われないよう、毎回“監視”するためについてきていたとの事。

平日、A子が仕事に行く時も、会社の人とご飯や飲み会に行くのは禁止されており、ランチも旦那さんの手作り弁当を持たされて「一人で食べて」と言われるそうです。

さすがに旦那さんの行動は度がすぎていると感じたので、みんなで「一度実家に帰るなどして、距離を置いたほうがいい」とA子にすすめました。

その後、旦那さんがA子のスマホに無断でGPSアプリを仕込んでいた事が決定打になり、A子は家を出て別居状態に。最近、ようやく離婚が成立したとA子から報告がありました。

大切な人であっても、「あまりに信用されていないと人生を共にするのは難しい」と実感しました。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N
不動産・金融関係のキャリアから、同ジャンルにまつわるエピソードを取材し、執筆するコラムニストに転身。特に様々な背景を持ち、金融投資をする女性の取材を得意としており、またその分野の女性の美容意識にも関心を持ち、日々インタビューを重ね、記事を執筆中。