夫の机に置かれた再検査通知から始まった、ある家族の小さな異変。
見過ごされかけたその紙切れが、思わぬ気づきをもたらします。
今回は筆者の知人から聞いた、家庭の健康をめぐるエピソードをご紹介します。

それなのにまだ、
「何とかなるだろう」
とヘラヘラしている夫を見て、私の胸には怒りと不安が同時に押し寄せてきました。

「どうしてこんな大事なことを放っておいたの?」
「何かあってからでは遅いのに」
「家族の健康はあなただけの問題では済まされない」

健康

すると、私の怒りの滲んだ言葉を聞いて、ようやく事の重大さに気づいた様子の夫。

「仕事が忙しくて自分のことは後回しにしていた」
「まさかこんなに数値が悪いとは思わなかった」

そこから私たちは、食事内容を見直し、夜のウォーキングを日課にすることに。

最近ゲームに夢中でもっぱら外出しようとしない小学生の息子たちも巻き込んで“家族みんなで健康プロジェクト”を始めました。

家族で週の目標を立てて取り組んだおかげか、自然と生活も整っていくのも実感できています。

意識改革

健康は、失ってからでは遅いのです。

夫の無関心と私の気づきが、家族全体の意識改革につながりました。

今では、あの再検査通知が“家庭を見直す警告サイン”だったのだと感じています。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。