しかし、夫の知られざる過去を知って夫への印象が変わって!?
筆者の友人C子の夫とのエピソードをご紹介します。
社交的な夫の「趣味」とは!?
私の夫はとにかく社交的で、職場の同僚、大学の後輩など知人や友人を頻繁に家に連れて来ます。
賑やかで楽しいものの、現在2歳児の子育てに追われている私にとっては正直、週末に「誰かがいる」状態がしんどくもありました。
「また呼んだの?」喧嘩も発生
「また友達呼んだの?」
「たまには静かに過ごしたい」
とイライラすることも多くなり、
「ちょっとは遠慮してよ」
と夫と喧嘩になることも。
夫が語った意外な過去
しかしある日、夫が昔のアルバムを開きながら
「俺、高校まで、全然友達いなかったんだよ」
「人見知りで、昼休みはいつもトイレで時間つぶしてた。話しかけようと思っても、うまく言葉が出てこなくて」
とぽつり。
今の明るいパリピ姿からはまったく想像できない話で、
「嘘でしょ!?」
と驚いた私。
夫は続けて
「でも大学の時に『このままじゃ、誰にも気づかれないままだ』と思って、怖かったけど無理やりサークルとか入って話しかけてみたんだ」
「緊張したけど、少しずつ受け入れてくれる人もできて、嬉しかった」
と告白。
そして、照れくさそうに
「今は友達に恵まれてるのが嬉しくて、つい家に呼びたくなっちゃうんだよね」
と言うのでした。
夫の知られざる一面を知り、歩み寄れた
現在の陽気でリア充なキャラとは違う、夫の過去を知った私。
同時に、今の明るい姿は、夫の努力の結果なのだとも気づきました。
夫が
「でもうるさかったよね。ごめん、ちょっと抑えるようにするね」
と歩み寄ってくれたので、
私も
「たまには静かな日も欲しいけど、あなたの過去を知って、ちょっと見方が変わった」
と歩み寄ることができました。
腹を割って話し合うことの大切さ
2人で話し合い
「人を呼ぶのは月に2回まで」
というルールに。
夫の過去を聞かなければ、頻繁に人を家に招くのも「ただのわがまま」と不満を溜めて険悪になりそうな状況でしたが、夫が自分の弱みを見せた上で理由を教えてくれたことで、私も歩み寄る気持ちになれました。
生活を共にする上で、お互いに弱みを見せ合ったり、行動の真意を伝えることの大切さを感じた出来事でした。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。