立て続けに続く無神経な言動に、女性は心の距離を置く決意をしました。
すると意外な展開が待ち受けていたのです──。
今回は筆者の知人から聞いた、ママ友との人間関係に悩んだエピソードをご紹介します。
無神経なひと言
これは、支援センターで仲良くなったママ友を初めて我が家に招待した時のお話です。
我が家に入るや否や、
「え、狭くない?」
と最初に呟いたママ友の無神経さに正直動揺を隠せませんでした。
そんな私に気づかず、続けざまにいろいろ物色しては、馬鹿にしたように笑ってくるママ友。
「これが流行りのDIYか~」
「うちのは家具屋さんでちゃんとオーダーしたやつだよ」
その時はふつふつと苛立ちながらも、表面上だけでも笑顔を保とうと必死だったことを覚えています……。
マウント
たしかに以前招待されて伺ったことがありますが、彼女の家は3階建てで広く、とても立派でした。
私はそんな彼女の家と比べるつもりは毛頭なかったので
「家に遊びに行きたい」
と言われたため、今回自宅に招いたのですが……。
どうやら彼女には“マウントをとりたい願望”があるらしい、とようやくその時に気づきました。
でもその後も、地味に失礼な言葉を浴びせてくるママ友。
「そのバッグ、どこで買ったの?」
「あ~あそこか、安くてハイブラに似ているもの多いよね」
「私は本物じゃないと無理だわ」
距離を置くと?
あまりの非礼さにさすがに限界に達した私。
翌日から、彼女からLINEなどで遊びのお誘いがあっても『都合が合わなくて』と返信し、距離を取るようにしました。
するとしばらくして、彼女からポツンと届いたメッセージ。
「私、言いすぎたよね」
「ごめんなさい」
失礼な発言ばかりしていたことを謝罪してくれたのです。
気づき
“マウント”は、誰も得をしないということに、彼女自身が気づいたのかもしれません。
とはいえ、また嫌な気持ちになりたくないので、今は表面的なお付き合いに留めています。
無神経に傷つけてくるような人とは必要以上に関わらないことで、ストレスフリーになりました。
【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2025年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。