幼い子どもの「これがいい!」という自己主張に、戸惑いながらも成長を感じる場面は多いものです。
知人で保育士のA子が語ってくれたのは、そんな子どもたちの着替えをめぐる、微笑ましくも少し考えさせられる日常。子どもの意思と保護者の思い、そして現場のリアルが詰まっていました。
知人で保育士のA子が語ってくれたのは、そんな子どもたちの着替えをめぐる、微笑ましくも少し考えさせられる日常。子どもの意思と保護者の思い、そして現場のリアルが詰まっていました。
泥だらけの笑顔と、慌ただしくもにぎやかな毎日
朝の登園が始まると、にぎやかな1日がスタートします。私が担当する2歳児クラスは、あっちで泣き声、こっちでおしゃべり。静けさとは無縁ですが、その分とてもにぎやかです。
園庭では泥だらけになって夢中で遊び、服はすぐにお着替えコース。2歳児とはいえしっかり「こだわり」がある子も。「これがいい!」「ピンクじゃなきゃイヤ!」と堂々の主張。
そんな姿に、「もう立派な『自分』があるんだな」と、ついほほ笑んでしまいます。
柄と柄がケンカしても、本人はご機嫌
着替えの時間には、「自分で選びたい!」という声が次々あがります。とはいうものの、持ち物の中から選ぶので、コーディネートはなかなか自由すぎる展開に。
上がボーダーに下はストライプ、チェックにチェック。上下で柄が大げんかしている日もありますが、子どもたちはどこ吹く風。
鏡も見ずに「できた!」とニコニコ顔を見せてくれる姿に、「うん、それが1番だね」と思わず拍手したくなるのです。