新しい家族が増える喜びは、何にも代えがたいものですよね。でもその一方で、両家の親との関係もより密接になり、新たな悩みが生まれることもあります。今回は、筆者の友人が義母との衝撃的なエピソードを聞かせてくれました。
孫フィーバーの裏にあった小さな違和感
待望の第一子を妊娠し、それが女の子だと分かったとき、誰よりも喜んでくれたのは義母でした。
義母にとっては男の子の孫が3人続いていたため、その喜びようはまさに「孫フィーバー」。
ベビー服の色から産院の選び方まで、あらゆることに口を出され、正直、私は少し疲弊していました。
そしてついにその矛先は、生まれてくる子の「名前」にまで及んだのです。
夫の機転で守り抜いた名前
義母は、自身の名前とその母親である義祖母の名前から1文字ずつ取った名前を、得意げに提案してきました。
私たちの子どもなのに、義母と義祖母の名前から字を取るなんて。
孫に対する愛情はありがたいものの、私は言いようのない嫌悪感を覚えてしまいました。
幸い、夫が「名前は自分たちで決めるから」とはっきり断ってくれて、ホッと胸を撫で下ろしたのですが……。
恐ろしい計画
無事に出産を終え、出生届の提出期限が迫る日、夫に急な仕事が入り役所に行けなくなってしまいました。
産褥期で入院中の私はもちろん動けません。
ほかに頼める人がいないか、どうしようかと途方に暮れていたそのとき、まるで計ったかのように義母が現れ「私が行ってきてあげる!」と申し出てくれました。