交通系ICカードは現金を必要としないので、子供にも安心して使わせることができますよね。ただその反面、残高不足などの失敗を招いてしまう可能性もあります。今回は、筆者の知人が目撃した「バスでのトラブル話」をご紹介します。
救いの言葉
受け取りを拒否する男の子に、男性は次のように声をかけました。
「次からは必ず親御さんと残高を確認しなさい。このままだとバスが動かなくて、大勢の人に迷惑がかかる。だから今日だけはおじさんに甘えなさい」
諭された男の子は、顔を真っ赤にしながら「本当にありがとうございます。今日のことは大人になっても忘れません!」とお礼を良い、急ぎ足でバスを降りていきました。
この瞬間、バスの中は安堵感に包まれたような気がしました。
大人の務めとは
このようなシーンに直面したとき、人によって正解だと思う対応は異なるでしょう。ただ、困っている子供がいたら、本来は救いの手を差し伸べてあげるのが大人の務めだと感じます。
またICカードの残高不足は、誰にでも起こりうることです。この出来事をきっかけに、子供のICカードの残高を確認することに加え、予備の現金を持たせることの必要性を強く感じました。
【体験者:30代・女性パート、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:花澤ひかる
主婦ライター。ママ友たちからの悩みを聞くうちに、この声を世に届けたいと、ブログなどで活動を開始し、現在はltnライターに転身。主婦目線を大事に、ママ世代へのフィールドワークと取材を行い、そのリアルな思いをコラムにすることをライフワークにする。