交通系ICカードは現金を必要としないので、子供にも安心して使わせることができますよね。ただその反面、残高不足などの失敗を招いてしまう可能性もあります。今回は、筆者の知人が目撃した「バスでのトラブル話」をご紹介します。
運賃が払えない小学生
私がバスに乗っていたときの話です。小学1年生くらいの男の子がバス停で降りようとしたのですが、ICカードの残高が足りず困っていました。どうやら持ち金はなかったようです。
運転手さんもどうしたら良いか分からず、バスを発車させることができません。
そのとき私は最後尾に座っていました。遠くにいたこともあり、自分がどのような対応をするべきなのか分かりませんでした。
知らない人からのお金
その時、前方に座っていたスーツ姿の男性が「このお金で払いなさい」と男の子に現金を差し出しました。
しかし、男の子はオドオドして受け取ろうとしません。
現代では、知らない人から物をもらってはいけないと教育されているでしょうから、男の子が困惑するのも当然です。ましてやお金ですから、より慎重になったのでしょう。