子どもの食事、完璧じゃなくても大丈夫
夏休みに入ると、子どもたちの昼食の準備が悩みのタネになりました。幼稚園のころは給食があったため、昼ごはんを作ることはなかったのですが、夏休みに入ると毎日自宅で用意しなければならない状況に。最初は、できるだけ手作りで添加物の少ないご飯を食べさせたいという気持ちが強く、メニューを考えるのがとても大変でした。
完璧を目指すあまり、疲れが溜まって……
朝から晩まで、食事のことばかり考えなければならない日々が続き、気づけば毎日のメニューが大きな負担に。朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんすべてに気を使うと、気がつけばヘトヘトになってしまっていました。最初は、「子どもに良いものを食べさせたい」と頑張っていたのですが、だんだんと心に余裕がなくなってきました。食事作りがストレスに感じるようになり、「完璧でなくてもいいんだよ」と言ってくれる人が欲しいと思うようになったのです。
ママ友からの助言が心に響いて
そんなとき、いつも子育ての知恵を共有してくれるママ友のY子さんに言われた言葉が、心に深く響きました。「毎日完璧を目指す必要はないよ。冷凍食品やレトルトも上手に使えば、もっと楽になるし、たまには手抜きすることも大切だよ!」
その言葉を聞いて、私は気づきました。あまりにも「完璧主義」になりすぎていたんだと。冷凍食品やレトルト食品を使うことに対しては、栄養や添加物を気にするあまり無意識にためらいがありました。しかし最近のものは品質や栄養バランスも考慮されており、上手に活用すれば、むしろ子どもにいろんな味を覚えさせる良い機会になるかもしれません。
たまには楽をして、心に余裕を
そこで、試しに冷凍の餃子を子どもに出してみたところ、予想以上に喜んで食べてくれました。冷凍食品を使ったことで、調理の負担が軽くなり、心の余裕が生まれました。そのおかげで、子どもと笑顔で向き合える時間が増えたのです。
食事の準備に追われていた自分にとって、冷凍食品を使うことは一つの解決策になりました。
完璧じゃなくても、親も子も笑顔で過ごせることが一番
子育てはどうしても時間に追われがちです。食事もその一部で、時間をうまく使う工夫が必要ですよね。
結局、大切なのは、親も子どももストレスなく過ごすこと。冷凍食品やレトルトを使うことで、少しでも余裕を持てるなら、それも一つの方法でしょう。
「完璧」を求めすぎて、心に余裕がなくなるのは本当によくないことだと実感しました。だからこそ、たまには臨機応変に対応して、親自身がリラックスすることが大切だと思います。
無理せず、たまには手抜きして、笑顔で楽しい時間を作ることが一番大切だと感じています。完璧を目指さなくても、子どもの健康も心も大切にすることが最も重要だと、私はこれからも忘れずにいたいと思います。
【体験者:40代・筆者、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:北田怜子
経理事務・営業事務・百貨店販売などを経て、現在はWEBライターとして活動中。出産をきっかけに「家事や育児と両立しながら、自宅でできる仕事を」と考え、ライターの道へ。自身の経験を活かしながら幅広く情報収集を行い、リアルで共感を呼ぶ記事執筆を心がけている。子育て・恋愛・美容を中心に、女性の毎日に寄り添う記事を多数執筆。複数のメディアや自身のSNSでも積極的に情報を発信している。