「女の子はいいの?」義母からの圧力
A子は3歳差で2人続けて男の子を出産しました。妊娠が分かったときから、「男の子でも女の子でも性別はどっちでもいい!」と心から思っていました。
A子が次男を産んだのが34歳のときだったのですが、30代後半を前に義母からの「女の子産まなくていいの!?」という問いかけにしばらくの間悩まされることになったのです……。
自分の意見を言い続ける義母
A子の夫は長男だったのですが、歳の離れた弟と妹がいます。良く言えば、義母は女の子の存在の大切さを身をもって知っているからなのか、A子さん夫婦と会うたびに「女の子がいる方が将来何かと安心よ~」「男の子は外に行ったら全然帰ってこないから」「本当に女の子はいいの?」「諦めるのはまだ早いわよ」などと続けて話してきました。
うんざりしつつもA子がついに……
しかし、A子自身は幼い男の子2人を育てるだけで、体力的にも精神的にも精一杯。そのため、3人目は考えられないというのが本音でした。また、以前から子どもの人数については夫と話し合っており、夫婦の間で子どもは2人と決めていました。
夫からも義母には何度も「子どもは2人でいい」と伝えているにもかかわらず、義母から同じ言葉を何度も言われ続けたため、それまで笑って受け流していたA子の気持ちが限界に達してしまい……。ついに「お義母さん、それってお義母さんの希望ですよね」と率直に答えてしまいました。
焦った義母は……
すると義母は、「まあ、A子ちゃんがいいならいいんだけど……」とトーンダウン。今までA子の本心を聞こうともしてこなかった義母でしたが、それ以降3人目についてアレコレ言ってくることはなくなりました。
子どもの数や性別に固執する義母に、正直なところうんざりしてしまったA子。しかし、勇気を出して自分の気持ちを伝えたことで、状況は好転しました。
この出来事を通して、夫婦で決めたことは自信を持って伝え、お互いの気持ちを尊重し合うことの大切さを改めて感じたそうです。
【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。