離婚した友人
Aさんは小学生の子ども二人を育てるママ。たまにぶつかり合うこともあるものの、夫婦で協力し合って子育てを頑張っています。
あるとき、いつも家族ぐるみで遊んでいた中学の頃からの友人Yから「離婚することになった」と聞かされたAさん。
以前からYの愚痴を聞いていたこともあって、シングルマザーになったYの決断を応援したいとAさんは思いました。そして、Yが大変な時期を過ごしているだろうと考え、これまで以上に遊ぶ機会を増やしたのです。
そのことがAさん夫婦とYとの関係を壊してしまうことになるとは、このときには気づいていませんでした……。
「タイプ♡」Yの信じられない発言
週末、Aさん一家とY親子で遊びに出かけたときのこと。YはAさんの夫に対して気になる発言をするようになりました。
「Aの旦那さんいいなあ」
「かっこいいね♡ タイプ」
「あんな人と再婚できたらなあ」
YはしょっちゅうAさんの夫を羨ましがるような発言をするのです。妻の目の前で夫に対してそのような言動に出られてびっくりしましたが、Aさんは「離婚して寂しいのかな?」とYの発言を黙って聞いていました。
しかし、ここからさらにYの言動はエスカレートしてしまうのです。
あからさますぎるアプローチ
Aさんの夫がタイプ発言以降、Yは遊ぶときに夫に対してあからさまなアプローチをするようになりました。胸元が開いた服で夫にやけにくっつくのです。
甘えた声で話しかけるYに夫は引いていましたが、Yは気にせずアプローチをしてきます。
帰宅後、Aさんは夫婦でYの態度について「これはマズいね」と話し合っていましたが、Yの子どもがかわいそうなので、Yの言動に注意しながら遊ぶ関係は続けていくことになりました。
友人の夫を狙う非常識な行動
またY親子と遊んでいたときのこと、トイレに行った夫をYが追いかけていきました。子どもたちから目を離すわけにいかずAさんが待っていると、トイレの方から大声がします。
Yが無理やり夫にキスをしようとして、夫がYを思い切り拒否したのでした。
夫はYにはっきりと「君とそういう関係になる気はない! 迷惑だ」と言い、Y親子を残してAさんたちは帰宅しました。
Aさんはこの件以降、Yとは会ってもいないし連絡もしていません。このようなことが起こってしまった場合には、早いうちに相手と距離をとったり、関係に境界線を引くことが重要だと改めて学びました。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年6月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶
自身も離婚を経験しており、夫婦トラブルなどのネタは豊富。3児のママとして、子育てに奮闘しながらもネタ探しのためにインタビューをする日々。元銀行員の経験を活かして、金融記事を執筆することも。