ぶら下がるのが大好きだった息子は、ある日とんでもないところにぶら下がり……!
筆者の息子が3歳のころの、ヒヤッとしたエピソードをご紹介します。

ぶらさがり名人だった息子

息子が3歳くらいのころは、とにかくぶら下がるのが大好きでした。
公園に行くと、鉄棒・ブランコの柵・ジャングルジム等々、ぶら下がる場所を見つけては楽しそうに遊んでいました。

まさかの場所にぶら下がり……!

ところが、ある日の夕飯準備のとき。

電子レンジを使用して、扉を開けっ放しにしていた瞬間でした。
ドドドと勢いよく息子が走ってきて、電子レンジの取っ手にぶら下がり!

わが家の電子レンジは縦開きタイプで、開けっ放しだと、取っ手が、息子の手の届く位置に!
母の一瞬の油断で、息子にぶら下がり場所を提供してしまったのでした。

「あ、あぶない!」
と思った次の瞬間、今度は息子の体重に負けた電子レンジが、頭上に落ちそうに!

「……!」
私は声にならない声をあげ、なんとか手を伸ばし、電子レンジをキャッチ。

危機一髪、事なきを得たのでした。

今では鉄棒名人

あの時の、電子レンジにぶら下がる息子がスローモーションに見えた瞬間、
そして電子レンジの落下を必死に止めようとした瞬間は、今でも忘れません。

レンジの中に熱いものが入ってなくて、本当に良かった……!

そんな息子は、小学生になった今も鉄棒が大好きで、空中逆上がりに夢中です。
大車輪をきめてくれる日が来るのかしらと、期待しすぎず、楽しみにしている母です。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emma.I
長年人事業務に携わり、働き続ける人々の本音や葛藤に触れてきたライター。
現在は仕事や自身の育児を通じて得た経験を元に、誰かの心に寄り添い、クスッと笑えるエピソードを執筆中。
特に、女子中高出身者の視点やグローバル企業出身者の視点からの記事を得意とする。