夫の“弁当生活”がまさかのキッチン修羅場に発展!
応援していたつもりがすれ違い続きでストレスが溜まっていくなか、妻が見直したある方法とは?
今回は筆者の知人から聞いた、夫婦の支え合いに関するエピソードをご紹介します。

私が教える番

それから冷静になって思い出したのは、自分がお弁当作りを始めた頃のこと。

同棲を始めた頃、実家では家事はすべて両親に甘えていた私は何をするにも時間がかかり、手際も悪いものでした。

それでも、夫は文句ひとつ言わずに、むしろたくさん褒めて見守ってくれていたのです。

「今日のご飯もおいしいよ!」
「いつも作ってくれてありがとう」

過去を振り返って『だったら今度は、私が教える番かもしれない』と思えた私。

翌朝から、
「こうすると楽になるよ」
と、使ったものを戻すタイミングや洗い物のコツを伝えてみることに。

すると夫は昨日のことを謝罪した後、素直に聞き入れてくれて、それから少しずつキッチンの混乱は減っていきました。
夫の頑張る姿に、私もいつしか「この前は怒ってごめんね」と本音がぽろりとこぼれたのでした。
「気にしてないからいいよ」と優しく笑う夫とのやり取りから、改めて素直になることの大切さを実感しました。

相手に寄り添った応援の仕方

応援とは、黙って見ているだけではなく“必要なサポートをきちんと届けること”。

そして、文句や刺々しい言葉を吐くのではなく、相手の気持ちに寄り添った言葉や伝え方を考えること。

その違いに気づけたことが、何よりの収穫だと思っています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。