休みの日などに、遊びに出かけるママ友が好意で自分の子も一緒に連れて行ってくれるということがありますよね。そんな時、自分の子にお金を持たせておいたり後からお礼したり、相手に負担がかからないようにする人が多いのでは? 今回は子どもを遊びに連れて行ってもらった際に、意外な金銭トラブルを経験した筆者の知人、Eさんのお話です。

しかし、映画代+昼食代の金額が送られてきたのですが、これまでのママ友とのやり取りに比べると少し高め。

Eさんが子どもに何を食べたか聞くと、
「ハンバーガーだよ!」
子どもは映画館に併設されているファーストフード店の名前を言いました。
「それにしてはちょっと高いな……」
と疑問に思ったEさんが、他のママ友に確認すると、皆も同じ金額を請求されており、「ちょっと高いと思ってた!」と同様に感じていました。

そこでEさんは意を決してYさんに内訳を聞いてみることにしました。

内訳と、見えてきた価値観のズレ

「これがレシートだよ~、あとガソリン代と手間賃ね!」
と返信がありました。
映画代と昼食代のレシートが送られてきたので確認すると、Yさんとその子どもの昼食代までが、連れて行ってもらった子どもの人数で割り勘にされている様子でした。

今回の出来事で、私たちは「連れて行ってもらったことへの感謝」と「金銭の精算」について考えさせられました。車を出してもらう際は、ガソリン代や高速代を支払うのは当然の配慮です。しかし、Yさんからの「手間賃」という請求や、彼女たち自身の昼食代が割り勘にされていたことで、正直なところ戸惑いとモヤモヤした気持ちが残りました。

もちろん、Yさんにも私たちにはわからない事情があったかもしれません。しかし、この経験からEさんは、どんなに親しい間柄でも、お金のことは事前にきちんと確認し合うことの大切さを学びました。お互いが気持ちよく付き合っていくためには、遠慮せずコミュニケーションをとることが大切だと改めて感じたそうです。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。