筆者の話です。
旅行中、憧れの“クラブフロア”と呼ばれる専用ラウンジのある高級ホテルに宿泊することになりました。特別な時間を期待していたのですが──ラウンジで目の当たりにした“あの光景”が、今も胸に残っています。
旅行中、憧れの“クラブフロア”と呼ばれる専用ラウンジのある高級ホテルに宿泊することになりました。特別な時間を期待していたのですが──ラウンジで目の当たりにした“あの光景”が、今も胸に残っています。
憧れのクラブフロア、期待を込めてチェックイン
クラブフロアと呼ばれる専用ラウンジのあるホテルに泊まるのが夢だった私たち。
旅行先では観光よりホテルステイを楽しむタイプで、今回は特に、クラブフロアでのカクテルタイムを心待ちにしていました。
あちこちの予約サイトをチェックし、割引やクーポンを駆使して、ようやく予約を取った高級ホテル。
チェックイン時の対応も素晴らしく「来てよかったね」と笑い合いながら、期待を高めてラウンジに向かいました。
ジャズが流れる非日常空間、ところが……?
ジャズが流れる落ち着いた空間。
アルコールや軽食が無料で提供されるその空間は、まさに“非日常”でした。
「素敵なホテルだね」
「サービスもさすがだね」
会話が弾み、気分も上がっていきます。
そんな中、グラスが空になった私たちは、おかわりをお願いしようと目でスタッフを追いました。
けれど、何度目が合っても──視線を外され、私たちの席には誰も来ませんでした。