筆者の話です。
かつては、結婚記念日に花やプレゼントを交換していました。
けれど今では、少しちがう“意味のある日”になっています。
その形に落ち着くまでには、私たちなりの理由がありました。
かつては、結婚記念日に花やプレゼントを交換していました。
けれど今では、少しちがう“意味のある日”になっています。
その形に落ち着くまでには、私たちなりの理由がありました。
最初は「おめでとう」の日だった
転勤族の夫とふたり暮らしで、こどもはいません。
新婚のころは、結婚記念日にはディナーに行って、花をもらって、結婚式で使ったキャンドルを灯して……なんて、ちょっとロマンチックなことを想像していました。
当時は、記念日を大事にしようと、私も一生懸命プレゼントを用意していたのです。
「お祝い」をやめたわけ
でも、年を重ねるうちに、記念日を忘れたり、仕事の都合で日にちがずれたりすることが増えました。
外食もプレゼントも、結局は家計から出しているわけで「お祝い」と言いつつ実感がわかない。
どちらかが忘れると喧嘩になり、雰囲気最悪のまま周年スタートを迎えることに。
それに、結婚式でもらった数字入りのキャンドルを数年分まとめてベランダで灯したことがあって。
年数を消すまでに思った以上に時間がかかり「何してるんだろう」と、少しむなしくなったことを覚えています。
本来は喜ばしい日だったはずなのに、なぜか毎年、疲れるイベントのように感じるようになってしまったのです。
そんなこんなで、お祝いの習慣は、やめることにしました。