筆者の話です。
親戚の集まりで、繰り返される「子どもはまだ?」の言葉。
笑って流してきましたが、我慢にも限界がありました。
親戚の集まりで、繰り返される「子どもはまだ?」の言葉。
笑って流してきましたが、我慢にも限界がありました。
「そ、そうよね。いろいろあるものね……」
「あなたたちのことを思って言ったのよ」
取り繕うような声が聞こえましたが、私はもう、何も言いたくありませんでした。
「子どもを作りたいと思って、すぐにできるなら誰も苦労はしない!」
そう言って、私たちは静かに席を立ちました。
言えてよかった
雰囲気を壊してしまったのかもしれません。
あとで、少しだけ後悔もしました。
でも、言ってよかったと思っています。
“悪気がない” を盾に、相手の人生に踏み込む言葉は、優しさとは違います。
それをちゃんと伝えられた自分に、少しだけ救われた気がしました。
【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。