筆者の体験談です。
朝型の私と、夜型の夫。
同じ家にいるのに、すれ違ってばかり──
今日もリビングで、寝落ちした夫を見つけてしまいました。

休日のもやもや

平日の睡眠不足がたたっているのか、休日は昼近くまで起きてきません。
せっかくの休みなのに、結局私はひとり。
「自由時間ができたと思えばいい」 と自分に言い聞かせてみるけれど、一緒に笑ったり、同じ景色を見たりするだけでいいのに。
そんな当たり前の時間が、どうしてこんなにも遠く感じるのだろうと思ってしまいます。

私は、何をそんなに期待していたんだろう。
夫だって、疲れているだけなのに。
そう思えば思うほど、胸の奥にもやもやが積もっていくのです。

今日も静かに布団へ

「休日に何をしていようと、何も言わない。でも、せめて平日はちゃんと寝て」
そう思いながら、今日も、私は夫を布団に連れていきます。

好きなように過ごせばいい。
お互いの時間を大事にすることも、きっと必要。
気を遣わないでいい『家族』 という形になり、彼は安心しているのかもしれません。
そう考えると、仕方ないのかなと感じます。

けれどやはり、同じ時間を少しでも共有できたらいいのにな。
そう思う私も、確かにここにいるのです。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。