筆者の話です。
ありがたいのに気後れしてしまう、伯母との関係。
うれしいのに、ちょっとしんどい──そんな気持ちの揺れがあるのです。
ありがたいのに気後れしてしまう、伯母との関係。
うれしいのに、ちょっとしんどい──そんな気持ちの揺れがあるのです。
伯母との特別なつながり
伯母には息子が二人いて、娘はいません。
そのせいなのか、私は昔から特別にかわいがられてきました。
小さい頃は、伯母の家に遊びに行くたび「出かけようか」と声をかけられ、洋服を買ってもらったり、おいしいものをごちそうしてもらったり。
「なんでも好きなものを食べなさいね」
そんなやさしい言葉とともに、いつもたっぷりの愛情を注いでくれました。
娘のいない伯母にとって、私との時間は少しだけ特別なのかもしれません。
うれしさと気後れのあいだ
今でもその関係は変わりません。
伯母の家は子どもたちも自立し、生活にも余裕があります。
経済的に困っていないことも、私は知っています。
けれど、私ももういい年齢。
今は「ありがたいな」と思う一方で「申し訳ないな」と感じることも増えてきました。
先日も、お墓参りの帰りに立ち寄っただけだったのに「お昼に行きましょう」と誘われて、高級ランチのお店へ。
「おいしいものを食べると元気が出るでしょ」
そんな笑顔を見せられると、つい「払います」とも言えなくなってしまいます。