筆者の実体験を紹介します。
法事や親戚の行事のたびに、膝を悪くした母から手伝いを頼まれる私。
手伝いをすることは苦ではなく、施主さん宅への恩返しの気持ちもあり、休みを調整して毎回参加していました。
しかし私が誰かから感謝されるたび、「私が段取りしてる」と振る舞う母の姿に、複雑な気持ちが募っていくのでした。

法事の手伝い

とはいえ母に「それは違う」と言い返す勇気も持てず、苦笑いしながら、母の指示を受けて動き回る私。
昔からお世話になってきた施主さんたちの力になりたくて参加しているのに……。
そんな心のモヤモヤを抱えながら、今日も私は黙々と動くのです。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:あすおかあすか
ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。