筆者の友人・K子の息子は、運動はからっきし苦手でしたが、勉強が好きでとても優秀な子でした。中学へ上がるとメキメキ頭角を現し、学年トップを争うように。すると、K子は学校でママ友から声をかけられたそうです。
塾
するとOさんは「またまたぁ。うちの娘と良い勝負してるんだからどこかに行ってるんでしょう?」「いくらぐらいかけてるのか教えてよ~!」と言ってきました。
私が「通信教育はやってますけど。」と言うと「へ?」と驚いた顔をしたOさん。
「え? じゃあ、本当に塾には行ってないの? 嘘じゃないわよね?」と少しキツイ口調で言われたのですが、私は「はい。行ってません。」と答えました。
マウント?
近所には、進学塾・個別指導塾など複数の塾があります。
後から聞いた話では、Oさんは娘を2つの塾に通わせて、プラス家庭教師をつけているとか。
Oさんは教育にお金をかけていることでマウントを取りたかったのかもしれませんが、あっけない結果に何とも言えない顔をしていたのが印象的でした。
【体験者:40代女性・会社員、回答時期:2025年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。