古い体質が根強く残る業界はまだまだ存在します。そんな業界で働いていると、理不尽な目に遭ったり納得のいかない場面に出くわすことも。これは男性が大多数の職場で働いていた、筆者の友人の体験談です。
「男社会」を体現した上司
現場で倒れた後、N田部長の態度は少しずつ変化しました。とはいえ、長年頑なだった部長が急に物分かりのいい上司になるようなミラクルは起きません。それでも、「女だから」と女性社員を頭から否定するようなことはなくなったとのこと。
自身が倒れた時に細やかな気配りを受けた経験から、現場に対して「女性の方が気づくだろう」と意見を求めてくるようになったそうです。
【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:佐田 静
ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。